2023年の年間でアクセス数・ダウンロード数が多かった人気の写真素材をまとめまし...
掌を合わせたように勾配な茅葺屋根が特徴的な「合掌造り」の集落が今でも残存しています。「白川郷(岐阜県)」の集落は1976年に、「五箇山(富山県)」の集落は、1994年に
重要伝統的建造物群保存地区に選定され、1995年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)
に登録されました。
今回、富山県南砺市役所と企画し、世界遺産である五箇山の菅沼集落と相倉集落の魅力を多くの人に知ってもらおうとフリー素材でコラボレーションしました。事前に集落から許諾をいただき撮影を実施(特別な許可をいただきドローンからの空撮写真もフリー素材化しています。)その他に散居村の展望台や庄川峡など、南砺市内の名所にも焦点を当てて撮影しています。
また、PENTAXのカメラを使ったメディアサイト「ペンタファン」とも連携し、南砺市の魅力を写真で伝える施策を行っています。ぜひ合わせてご覧ください。
・ PENTAXで切り取る世界遺産 ─ 五箇山集落とその周辺(富山県南砺市)
フリー素材で撮影したスポットは、菅沼集落、相倉集落、庄川峡、桂湖、村上家、小原ダム、大谷ハンググライダー離陸台、閑乗寺公園 散居村展望広場、八日町通り、蔵回廊、城端別院 善徳寺前となります。
東海北陸自動車道の五箇山I.C.から2分、観光用駐車場からエレベーターから繋がるトンネルを出た先に広がる合掌造りの村が「菅沼集落」です。トンネルを通るという儀式めいたアクセスもあり、まるで別世界にやってきたような感覚になりますが、集落を歩いてみると伝統を伝えながら暮らしを続けていく「今」の合掌造り集落の姿に気がつきます。
庄川沿いの段丘に広がる菅沼集落と変わって、庄川から少し上った場所にあるのが「相倉集落」です。集落入口にある駐車場そばの道を少し登ると展望台があり、四方を山に囲まれあたかも天井の町のような相倉集落の姿を一望できます。また、合掌造りの原型となった原始合掌造りと呼ばれる、地面から直接屋根が起ち上がる様式の家屋(現在は物置として利用)を見ることができます。
約350年前の建築当時の姿をとどめる、国の重要文化財に指定されている合掌造り家屋が「村上家住宅」です。ぱくたその撮影時は屋根の葺き替え中で、その作業の様子を撮影させていただきました。
南砺市には五箇山以外にも素敵な撮影スポットがあります。五箇山を縫い富山湾へそそぐ庄川は、山間部を流れる河川でありながら穏やかな川面に幻想的なリフレクションの世界を見せてくれますし、閑乗寺公園や大谷ハンググライダー離陸台からは鏡張りの夕陽で有名な散居村を一望できます。また、南砺市街では蔵回廊といった伝統文化を感じられる町並みが広がっています。