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フリー素材サイト『ぱくたそ』の運営管理人すしぱくが、個人的に行ってみたい場所を気ままに旅する連載「ぱく旅」。ニッチでディープなスポットを動画+フリー素材で紹介していきます。
第3回は、『関東駅百選』に認定され、駅のホームから釣りができるほど海に近い「海芝浦駅(うみしばうら)」へ行ってきました。## 「海芝浦駅」までの移動は計画的に
「海芝浦駅」は、神奈川県川崎市を走る鶴見線(海芝浦支線)の終着駅です。
昭和感漂う国道駅の沿線であり、
「都会の秘境駅」とも呼ばれています。
その理由は、
海芝浦方面の発車本数が絶望的に少ないこと。
このロケは、新年明けてすぐ、1月6日の陽が落ちる前、満潮時15時7分を狙って行きました。これを逃すと次に来る電車は16時47分(約1時間半後)。完全に日が沈んでいます。撮影したい場合は、満潮、干潮、サンセット、昼夜など、予め撮影したい時間帯を調べてから行く必要があります。また、夜景を楽しみたい場合、終電を逃すと帰ることができなくなります。
では、電車を利用せず、一般道を利用するのはどうでしょう。この場合、「新芝浦駅」付近(海芝浦駅より1つ前の駅)から私道となります。
鶴見線の線路と並走して歩くと、「新芝浦駅前」に到着。目の間に東芝の正門が見えてきます。
この先は、東芝から許可をもらった人や関係者以外は通ることができません。 そう、鶴見線(海芝浦支線)は東芝京浜事業所の敷地内を走る電車なのです。
ということで、Googleマップだと車や徒歩で行けそうですが、「海芝浦駅」へ行くには、実際は鶴見線(海芝浦支線)一択なのです。
後述する海芝浦駅程ではありませんが、徒歩でも行ける「新芝浦駅」もなかなかいい雰囲気です。
海芝浦方面の電車待ち時間に楽しめる駅かもしれません。(トイレはありませんのでご注意ください。)
撮り鉄への警告の看板がありました。ものすごいイラストだな、これ......。
「浅野駅」から「海芝浦駅」の車内や、ホーム直下の海の様子、隣接する芝浦公園などを動画(4K)で撮影しました。
終点「海芝浦駅」に到着したのは、15時9分頃。
乗ってきた電車はそのまま折り返し運転となります。
次の発車時刻は15時29分、その間20分しかありません。乗り過ごすと1時間半後......。
駅は東芝の事業所入口になっており、一般の人は入場などができません。
駅から直結している海芝公園には、改札を出ずに行くこともできますが、売店や自販機はありません。
交通手段が電車限定である上にゆっくりすることができない。時間帯によっては、カメラマン泣かせ、恋人とのデートは超高速で終了。なかなかのハードモードです。
とはいえ、ホームから見える景観は、思わず都会の喧騒を忘れるほどの、サイコーの環境です。
発車合図が鳴り響いてもホームに残る人がいて印象的でした。これからも、残ってほしい駅のひとつだと、おでかけしながら感じた次第です。