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フリー素材サイト『ぱくたそ』の運営管理人すしぱくが、個人的に行ってみたい場所を気ままに旅する連載「ぱく旅」。ニッチでディープなスポットを動画+フリー素材で紹介していきます。
第2回目は、施設の老朽化に伴う豊洲地区への移転が取り沙汰されている、東京都中央卸売市場「築地市場」に行ってきました。
本来であれば、この記事を公開する前、2016年11月7日に「豊洲市場 開場!」となる予定でしたが、諸般の事情により延期。次の見通しが2017年冬頃になると発表されています。
豊洲市場、移転なら最短で「2017年冬~2018年春」 小池百合子知事が見通し(チャート)
今回は、移転前の築地市場の現状を撮影してきました。## 築地市場の今
築地市場には、「競り」が行われる午前10時まで業者以外が立ち入りできない卸売市場「築地市場」と、一般の方でも買い物や飲食ができる「築地場外市場」があります。
「築地場外市場」には新鮮な水産物を扱う商店が多く、初マグロで高額落札を繰り広げる「すしざんまい」の本店があることも知られています。
24時間いつでも新鮮な寿司が食べられるので、銀座→赤坂→六本木と飲み歩いてから築地で入荷したばかりのカマトロを食べる、なんて贅沢もできます。サイコーです。
さて、そんな築地市場周辺は今、豊洲移転問題で閑散としているのかと思いきや......。まるでお祭りのような賑わい!
活気があり眺めるだけでも楽しくなります。
これだけの人が訪れる理由には、地域として熱心に取り組んできたまちづくりの影響があります。豊洲への移転が取り沙汰された後の2016年11月19日には、「築地魚河岸」という卸売専門の生鮮市場がオープンしました。注目されていることを上手く利用して、食のまち築地は今後も発展していきそうな流れです。
築地場外市場のお店も、なかなか昭和レトロな雰囲気。
人がそこで生活をしている姿のリアルって、いいですね。
以前ぱくたそで撮影した上野同潤会アパート(現在は解体されて、パーク上野というマンションが建っています)もそうです。
築地場外市場の商店街を抜けると築地市場の入り口が見えてきます。頭にプレートをつけた業者の方々が行き来し、雰囲気はガラリと変わります。
※ 市場内の撮影は、繁忙期を避けた11月19日、時刻は混雑していない正午過ぎ、フラッシュやライトを照射する撮影は行っていません。撮影中は周囲に迷惑がかからないよう、同行したg.O.R.iさんが注意しています。また、動画撮影用のカメラは大型の物ではなくSONYのコンパクトデジタルカメラDSC-RX100M5(270g)を取り付けて撮影しています。
前述の「昭和レトロ」な雰囲気は、相応の年月が経っている証拠でもあります。
ニュースで取り上げられているのを見ていましたが、想像以上で絶句です。
鉄骨は錆だらけ、雨ざらしの電線。
壁にはひび割れ。
道路は陥没。
ところどころに穴のある屋根。
いろいろな物が密集する中を、ターレットトラックが行き交う、これが築地市場の現状でした。
移転によって築地市場から人がいなくなり、この景観が失われてしまうのも寂しくはありますが、老朽化は深刻でという現状を、おでかけしながら感じた次第です。