フリー素材アイドルのコードアワード受賞は素晴らしいけど正直悔しい

2015.07.17
リリース情報

フリー素材界の残念賞、大川です。

フリー素材アイドルのMIKA☆RIKAさんがモバイル広告大賞「コードアワード2015」にて、ベスト・イノベーション賞とパブリックベスト賞を受賞しました。いわゆるひとつの、ダブル受賞ですね。

フリー素材アイドル「ＭＩＫＡ☆ＲＩＫＡ」コードアワード２部門受賞
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/07/17/kiji/K20150717010752730.html

同じフリー素材サイトを運営するものとして素晴らしいなと思うのですが、正直悔しいです。

フリー素材アイドルは画期的なのか？

MIKA☆RIKAさんが受賞したベスト・イノベーション賞の概要はこちら。

これまでになかった新たなビジネスモデルやプロダクト／サービスの付加価値を創造した施策、また画期的な手法を用いたマーケティングコミュニケーション施策
引用元：賞と審査基準

「フリー素材で"個人"をアピールする」。このコンセプトを最初に打ち出したのは、日本最大手のフリー素材サイト足成さんでしょう。看板モデルの飯田健治さんの顔は、インターネットを頻繁に利用する方であれば誰しも一度は見たことがあるはず。

ネットの隠れた有名人「飯田健治」って一体何者?
http://news.mynavi.jp/news/2013/05/21/100/

ぱくたそも同様のコンセプトを掲げ、モデル・カメラマンをアピールすることで各個人に仕事の依頼がくるようになりました。

「ぱくたそはインパクトと実績に欠ける」と言われてしまえばそれまでなのですが、ベスト・イノベーション賞の概要に記載されている"これまでになかった新たなビジネスモデルやプロダクト"という意味では、フリー素材アイドルが初ではないのです。

アイドルがフリー素材になった、確かにこれは画期的だとは思いますが。

ぱくたそもサービスの付加価値を創造している

"サービスの付加価値を創造した施策、また画期的な手法を用いたマーケティングコミュニケーション施策"の定義は曖昧ですが、ぱくたそも多くのユーザーや企業に助けていただき、サービスの付加価値を生み出しています。

サービスの付加価値で代表的なものをひとつ紹介します。

ビックロ新宿東口店さんが店頭POPに私のフリー素材を使用、その様子をツイートしたところ1600回以上RTされ、ニュースサイトに取り上げていただきました。

大川「これ僕なんですけど写真撮ってもらえますか？」店員「え！？モデルさんですか？」大川「いいえ、通りすがりのフリー素材です」 pic.twitter.com/STjVOCTnOH
-- 大川竜弥（本人です） (@ryumagazine) 2014, 2月 6

31歳無職男　ネットの枠超え家電量販店で写真使われる
http://yukan-news.ameba.jp/20140208-96/

後日ビックロ新宿東口店さんの公式Twitterアカウントからお礼の言葉をいただきましたし、フリー素材がきっかけでニュースサイトに紹介される。サービスの付加価値といえるでしょう。

もうひとつの"画期的な手法を用いたマーケティングコミュニケーション施策"。これは自ら語るとドヤ顔発言になってしまうので、控えておきます。

フリー素材アイドルの利用規約

コードアワード受賞とは別に、気になるのが利用規約です。

第1条（コンテンツの利用許諾範囲）
1）利用者は、一度購入されたコンテンツを、第2条「禁止事項」に該当する場合を除き、決められた期間（2015年12月31日まで）において回数や媒体の制限なく広告宣伝や販売促進を目的とした利用を含め、利用地域の制限なく何度でも利用することができます。
2）前項の期間の定めに関わらず、利用者が当サイト指定のMika☆Rikaロゴを制作物に付帯させる場合に限っては、前項と同様の権利を2017年12月31日まで当社は利用者に対して与えるものとします。
引用元：【私たち、無料です。】フリー素材アイドル MIKA☆RIKA

MIKA☆RIKAさんのフリー素材を利用できるのは、2015年12月31日まで。それ以降は、指定のロゴを制作物に付帯しないといけません。

指定のロゴはこちら。